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2008年9月26日未明、思いつきで設置
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最近、三島由紀夫強化月間(?)な感じだったので、代表作である「金閣寺」もようやく読みました。

というか、一度挫折したんですよね、中学時代に。
私の母校がおかしいのか、修学旅行前に京都・奈良が舞台の小説を読めとか言われて、
「金閣寺」も指定図書の一冊だったんですよ。

今回、再チャレンジしてみて思いましたけど、
これを中学生に理解しろとか鬼畜すぎるだろ!!
当時の私って、「銀河英雄伝説」(田中芳樹)とか読んでるリアルタイム中2病ですよ?
国語教師は何を考えていたのやら…
でも、一方で「無理してでも読破しておけばよかった」という気持にもなったんですけどね。


さて。
読み終えて思い出したのが、「ベストセラー本ゲーム化会議」「金閣寺」の回
当時、この連載好きで読んでた私なんですが。
エロ展開になると金閣寺がドーン!!とか、大袈裟に言ってるんだと思ってましたよ…
本当に唐突に出てくるんだもんなぁ。

個人的に面白いなぁと思ったのが、主人公の母親の描写ですね。
何というか、三島ってよく女性の浅墓な計算高さを見抜いていたんだなぁという感じ。
漱石の女性描写も個人的に好きなんですけど、三島も鋭かったんですねー。

あと、主人公が老師の恥ずかしい場面の表情を想像する場面とか面白かったです。
叱られた!→ろくに弁解もしないで逆恨み→○○してるところを想像してやる!
っていう流れが、わからないでもない程度に狂ってる感じで。
弁解しないっていうのは、吃音だっていうのが大きいんだろうけどなー。

しかし、当時連載で読んでた読者が羨ましいような気もしますねー。
最終的に放火するんだってことはわかってても、展開がスリリングですもん。
精神を病んだ者独特の、飛躍した理屈のつけ方っていうか、思いこみの強烈さっていうか。
何故か引き込まれていく、という感じがしました。
もう一回、気になるところに付箋を貼りまくりながら読みたいです。


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FABIOは、スポットの国語教師は計算したかもー。
URL 2009/06/15(Mon)15:03:43 EDIT TOP▲
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